言葉は人の命まで奪う
「常に善良な言葉、人を勇気づける言葉、人に喜びを与える言葉っていうような、言葉のみを使っている人、そういう人は心がけなくても、人に幸福を分けている人だよ。」中村天風
中村 天風(1876年7月30日 - 1968年12月1日)は日本初のヨーガ行者。天風会を創始し、心身統一法を広めた。
旧ライブドアの粉飾決算事件に絡む偽メール問題で平成18年4月議員辞職した永田寿康・元民主党衆院議員(39)が平成21年1月3日午後6時25分ごろ、北九州市八幡西区里中の11階建てマンションから飛び降り自殺した。昨年11月にも、療養先の福岡県宗像市内で、手首を切って自殺を図った事があったばかりであった。永田元議員は北九州市内の病院に精神疾患で入院していたというが、たった一つのミスで自殺までしなければならなかったのは何故だろうか。
永田元議員というと、東京大学工学部物理工学科卒業した後、旧大蔵省に入省し平成7年にはカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に留学するなど、世間的にはエリートコースに乗っていた人物である。ただ、その育ちに似合わず過激な発言が多かった事でも知られており、平成12年11月20日には、壇上で演説中の松浪健四郎議員に対し、下劣な野次を飛ばしたことが原因で水を浴びせかけられている。他にも色々と国会に物議を醸すような発言や行動があった人物なのである。
そこで、僕にはこのような人物が、偽メール問題程度のことで自殺を図るものなのかという考えがふとよぎってしまうのである。永田元議員の過去の言行を見ていると、それよりもっと危ないものが多々あるのだ。そう考えると、一連のライブドア事件には表面には現れない闇の部分があるのではないか。どう考えても、しっくりといかない部分が多すぎるのである。
ライブドアと言えば、僕の記憶の中に、平成18年1月18日に起きた、沖縄県那覇市のホテルでの野口英昭エイチ・エス証券副社長(当時38)自殺事件が未だに鮮明に残っている。あの当時の沖縄県警那覇署の捜査には、誰しも疑念を抱いたはずだ。裏稼業の存在が取り沙汰されたのもむべなるかなである。今回の事件にも同種のきな臭さを感じるのは僕だけであろうか。
だが、自分の発言に責任を持たなくてはならないのは、何も国会議員だけではあるまい。我々一般人でも他人の名誉を傷付ける発言をすれば、名誉毀損で訴えられる事もあれば、それにより仕事に支障をきたしたとなれば、偽計業務妨害や損害賠償請求にも繋がりかねないのが、今の世の中の怖いところなのである。口は災いの元となってしまい、あげく命まで失ってしまった今回の事件から何を学ぶのか。永田元議員からの問題提起であるまいか。
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